理論化学会は、各年の理論化学討論会において、優秀な口頭発表およびポスター発表を行った若手の学会員に対して、 優秀講演賞および優秀ポスター賞を授与します。
優秀講演賞（各回発表番号順）
| 第26回 (2024) | 宮崎 玲 | 北大触媒研 | AI による理論データと実験データの統合:CO2 水素化触媒反応を記述するMaterials Genesの同定 |
| 第25回 (2023) | 今村 洸輔 | 京大院工 | 自己エネルギーに基づくパラメータフリーな複素吸収ポテンシャルの構成 |
| 第24回 （2022） | 樋野 健太郎 | 京大院理 | 局在化振動を利用したMatrix Product State MCTDHの開発 |
| 浦谷 浩輝 | 早大先進理工 | 非局在化した励起状態を扱えるスケーラブルなEhrenfest動力学手法の開発 | |
| 第23回 （2021） | 永井 哲郎 | 東大新領域 | 位置に依存した拡散係数の新規評価手法の開発：大規模不均一系における物質輸送解明にむけて |
| 第22回 (2019) | 春田 直毅 | 京大福井セ | 金属クラスターの異常な軌道縮退とハミルトニアンの力学的対称性 |
| 矢木 智章 | 京大院工 | 相互作用点モデルに基づいた分子性液体の古典密度汎関数理論の定式化と自由エネルギー表式 | |
| 第21回 (2018) | 堤 拓朗 | 北大院総合化学 | 静的反応経路網に基づくAIMD古典軌道解析 |
| 第20回 (2017) | 横川 大輔 | 名大ITbM | 溶媒和を考慮した量子化学計算における高精度な自由エネルギー算出を目指して |
| 第19回 (2016) | 原渕 祐 | 北大院理 | 光反応の反応経路自動探索：内部転換・項間交差・蛍光・りん光過程の包括的解析に向けて |
| 渡邉 宙志 | 東大先端研 | Size-Consistent Multipartitioning QM/MM method | |
| 第18回 (2015) | 竹中 規雄 | 京大ESICB | 二次電池負極表面における固体電解液相間(SEI)膜形成機構の理論的研究 |
| 水野 雄太 | 東大院総合文化 | レーザー場によって駆動された非断熱ダイナミクスからの誘導輻射スペクトログラムによる核波束ダイナミクスの観測 | |
| 岩佐 豪 | 北大院理 | 非一様電場と分子振動の相互作用と近接場赤外吸収分光への応用 | |
| 第17回 (2014) | 藤井 幹也 | 東大院工 | １自由度非断熱系の幾何学的量子化 |
最優秀ポスター賞
| 第26回 (2024) | 西村 龍星 | 早大院先進理工 | 分極率の極探索を用いた励起状態計算における励起配置解析手法 |
| 第25回 (2023) | 西田 叡倫 | 北大院総化 | DC-xTB-MD法: 複合欠陥を含む超大規模系のための汎用的な量子化学計算手法の開発 |
| 第24回 （2022） | 田仲 雄一 | 京大院工 | 可変電圧MDシミュレーションによる電気化学界面の動的誘電率計算 |
| 第23回 （2021） | 伊藤 琢磨 | 北大院総化 | 動的経路分岐を含む反応経路網の構築と速度論解析：分子内Diels-Alder反応への応用 |
| 第22回 （2019） | 白男川 貴史 | 総研大 | 分子集合体の光学物性の励起子分解解析法の開発と改良指針への応用 |
| 第21回 （2018） | 河本 奈々 | 早大院先進理工 | 分割統治型時間依存密度汎関数強束縛法に基づく大規模励起状態ダイナミクス |
| 第20回 （2017） | 増谷 佳一 | 阪大院基礎工 | 分子動力学シミュレーションによるβシート凝集の構造および自由エネルギー解析 |
| 第19回 （2016） | 笠原 健人 | 京大院工 | 分子性液体中における拡散律速反応ダイナミクス |
優秀ポスター賞（各回発表番号順）
| 第26回 (2024) | 佐々木 徹 | 東工大 理学院 | 分子内振動‐分子間振動結合ポテンシャルモデルの構築とベンゼン-メタン分子錯体の IR-UV分光 |
| 西澤 大輔 | 北大院総合化学 | 電子ダイナミクスシミュレーションによる近接場光局所励起が引き起こす分子内エネルギー伝搬の解析 | |
| 小柴 拓実 | 東北大院理 | 機械学習ポテンシャルによる構造ベースガウス基底展開法の高速化：H3O+における傘反転振動のトンネル分裂への適用 | |
| 第25回 (2023) | 松原 優弥 | 阪大院基礎工 | 分子の脂質膜透過ダイナミクスを記述する溶液統計力学理論の開発 |
| 田中 輝 | 岐阜大 | 経路積分分子動力学法を用いたCurcuminの分子内水素結合構造に関する理論的研究 | |
| 金里 脩平 | 名大院情報 | (Pyridylamido)Hf触媒による連鎖移動型オレフィン重合反応の全原子シミュレーション：Hf触媒置換基の1-オクテン挿入反応に及ぼす影響 | |
| 第24回 （2022） | 八日市屋 朋子 | 東京大院工 | モリブデンクラスター触媒によるアンモニア合成反応の反応機構解析 |
| 大谷 優太郎 | 都立大院理 | DOCI-DMRG-PT2法の開発 | |
| 四方 志 | 阪大院基礎工 | 分子動力学シミュレーションによるアクリレートポリマー中の水分子挙動に関する解析 | |
| 第23回 （2021） | 沖田 和也 | 阪大院基礎工 | エネルギー表示の拡散方程式理論の開発 |
| 中谷 佳萌 | 京大院工 | 非直交軌道の第二量子化演算子による価電子構造と化学結合の解析 | |
| Nisrine Sakaki | Nagoya University | Microscopic Analysis of the SEI Film Stability towards Optimizing Salt Concentration in Non-flammable Electrolyte: Role of Organic Layer on the Ductility of Salt-based SEI Film | |
| 昌山 廉 | 阪大院基礎工 | 再帰確率理論に基づく分子会合過程の分子動力学解析 | |
| 高橋 健 | 京大院工 | 定電位平均場QM/MM法による酸化還元電位と電極界面の分子構造の決定 | |
| 第22回 （2019） | 吉田 悠一郎 | 京大院工 | Energy landscapes for complexes of a cyclic peptide and an ion |
| 山本 直樹 | 阪大院基礎工 | 溶媒効果を取り入れた分子動力学シミュレーションによる固液界面への分子吸着の平衡論と動力学的解析 | |
| 堤 拓朗 | 北大院総合化学 | 多次元データ縮約法による動的反応経路の可視化 | |
| 前田 憲哲 | 東北大院理 | 断熱勾配の時間微分を用いたSurface-Hopping法の分子会合体への適用：(CO2)2+の光解離 | |
| 石井 桐子 | 横市大院生命ナノ | Backflow変換を用いた新規振動座標による高精度非調和振動状態理論の開発 | |
| 第21回 （2018） | 宮崎 かすみ | 東大院工 | trans/cisブチレンカーボネート電解液中で形成されるSEI膜の相違とその微視的起源 |
| 西尾 宗一郎 | 京大院理 | 分子集合体の高精度励起状態計算に向けた低階数型波動関数理論の開発 | |
| 第20回 （2017） | 橋本 康汰 | 京大院工 | 実験から得られるフォースカーブから平面基板上の溶媒・コロイド粒子の数密度分布を求める分析理論 : 粒子間動径分布関数と OZ-HNC を用いる新手法 |
| 鹿志村 達彦 | 慶大院理工 | ICN 分子のAバンド光解離生成物CNの回転微細構造準位分布の非統計性に関する理論的研究 | |
| 第19回 （2016） | 住谷 陽輔 | 北大院総化 | 複雑反応経路網上で起こる単分子解離反応の分岐比の厳密解 |
| 松本 健太郎 | 名大院情報科学 | (pyridylamide)Hf(IV)錯体の活性化機構におけるイオンペア解離過程の分子動力学的研究 | |
| 第18回 （2015） | 屋内 一馬 | 北大院総化 | 凝集系における分子の励起状態と分子間相互作用の理論的解析 |
| 吉田 将隆 | 東北大院理 | 分子配向の最適化と回転波束からの時間分解X線回折像のシミュレーション | |
| 速水 雅生 | 早大先進理工 | 重原子化合物の構造最適化計算のための高速な電子反発積分の微分計算アルゴリズムの開発 | |
| 第17回 （2014） | 中村 公亮 | 東北大院理 | カーボンナノチューブベアリングの回転運動機構の理論的解明 |
| 中嶋 裕也 | 早大先進理工 | 重元素化合物に対する相対論的構造最適化計算(2) | |
| 鈴木 雄一 | 名大院情報科学 | 芳香族ポリアミド膜の重合反応過程とナノ構造解析：混合MC/MD反応法の適用 |